2024年3月、統計検定2級に89点/100点で無事合格し、「優秀成績賞」を受賞しました!勉強方法や参考書についてのメモです。
使った参考書
勉強に用いた参考書はこの2冊のみ。
▼東京大学教養学部統計学教室編 『統計学入門』(1991)
通称「赤本」。とりあえず1冊持っておいて損はない教科書。これをとりあえず2、3週間かけて通読する。通勤電車で読んだので問題を解く余裕はあまりなかった。
▼日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[CBT対応版](2023)
赤本を通読したら公式問題集を解いてみる。本書は分野別問題集と、問題数にして本番の半分だけが掲載された模擬問題の2本立て。とりあえず分野別問題集は前半は調子がよいものの後半は難渋した。こちらもマジメに机に向かう時間がなかったので通勤電車で読み流しがメイン。受験日前日になって模擬問題を解くと7割後半くらい。6割以上で合格なので受からないこともないだろうがギリギリかもしれないという感触だった。
ちゃんと机に向かって勉強したのは受験当日と前日だけだったが、何とか詰め込みで本番までに底上げができたのは公式問題集のおかげ。当日は受験時間を可能な限り遅い時間にして、当日の朝から受験時間までに復習として本書を一周し、分散分析や適合度検定についても理解できたのが大きかった。(我ながらあきれるアクロバティックな受験勉強だった。)
前提条件
私の受験前のスペックとしては、
・某旧帝大・大学院卒理系
・学部の時に統計学の講義を取ってから5年以上経過。
というところなので、一応の素地はできている状況でスタートできたことは大きい。学生時代に統計学の講義を受けているときは検定の考え方がさっぱり分からなかったが、小島先生の本を読んですごく理解が進んだのを覚えている。これは統計学初心者がまず手に取る本としておススメ。教授のヘタな授業をサボってでも読むべし。
▼小島寛之『完全独習 統計学入門』(2006)
まとめ
私の事例は勉強方法としてはあまり参考にならない(しない方がよい)と思うが、ある程度ウォーミングアップしておけば土日の直前詰込みでも対応可能な試験なので難易度はそれほど高くない。上に紹介した3冊があれば十分対応可能。ちなみに次の準1級はこんな付け焼刃では全く対応できないのでご注意。
コメント